技術アカデミー「TRIPOD Condition Monitoring Academy」を公開しました
株式会社TRIPODは、設備状態監視の基礎を体系的に学べる技術教材「TRIPOD Condition Monitoring Academy」を公開しました。解析データを適切に読み取るために必要な、電気・電磁気・信号処理などの原理を学ぶことができます。
1. 設備状態監視の前に、原理を理解する
ESA(電気信号解析)や振動診断の数値を読み取るには、信号が生じる仕組みの理解が必要です。本講座では、電流・電圧が変化する理由、回転速度と周波数の関係、FFTで波形を周波数成分に分ける仕組みを学びます。
2. Foundation Courseで扱う内容
今回公開したFoundation Courseは全5章で構成され、電気の基礎から誘導電動機まで順に学べます。
電圧・電流・抵抗・電力などを学びます。
電気信号を理解するための基礎です。
周波数、周期、位相、実効値を扱います。
三相交流の基本的な性質も整理します。
磁界、電磁誘導、回転磁界を扱います。
電動機や発電機を理解するための基礎です。
周波数スペクトルや分解能を扱います。
エイリアシングなど、解析に必要な基礎も学びます。
同期速度、回転速度、すべりを扱います。
PPFを含む基本的な関係も学びます。
3. 動きを見ながら理解を深める
本コースでは、テキストだけでなく動く図も使用しています。
波形やスペクトルの変化を画面上で確認できます。
位相やサンプリング条件を変えたときの波形の違い、誘導電動機の回転速度とすべりの関係などを、図を操作しながら確認できます。
各章の末尾には確認問題を設けています。
学んだ内容を確認しながら、次の章へ進む構成です。
4. 原理の理解から、実設備の診断へ
実設備の診断では、学んだ原理を使い、観測した信号が何を意味するかを検討します。「ピークがある=故障」ではありません。設備の構造や運転条件を踏まえ、次の順序で判断につなげます。
波形・スペクトル・運転データを確認し、何が変わったかを記録します。
ピークの周波数・振幅、側帯波、健全時や過去の測定からの変化量を整理します。
設備の構造、回転速度、負荷などを踏まえ、考えられる原因を複数挙げます。
電気信号だけでなく、振動・温度・運転記録なども照合し、仮説を裏付ける情報と矛盾する情報を確認します。
証拠を総合して設備の状態を評価します。不確実な点を明らかにし、追加確認が必要かを判断します。
Foundation Courseで扱うのは、この診断思考の土台となる基礎原理です。
5. 設備状態監視アカデミーの一般公開について
TRIPOD Condition Monitoring Academy — Foundation Courseは、
事前登録なしで利用できます。
日本語と英語の両方に対応しています。
パソコンとスマートフォンのどちらからでも利用できます。
6. 学習にご活用ください
初めて学ぶ方は第1章から、復習する方は必要な章からご利用ください。TRIPODは、基礎教材と技術情報の発信を通じて、設備状態監視を学ぶ方を支援します。
*本コースは、設備状態監視に関する基礎知識の理解を目的とした教育コンテンツです。
個別設備の状態判定や診断結果を提供するものではありません。
関連情報・ご相談
電気や信号処理の基礎は公開講座で学べます。実設備の測定・解析技術を習得したい方には、教育・技術支援をご案内しています。


