CORE TECHNOLOGY
コア技術
Reliable Tech, Reliable Data, Reliable Upkeep
株式会社TRIPODは、電気・振動・潤滑・映像解析(モーションアンプリフィケーション)を統合した包括的な機械状態監視技術を提供します。単一手法では見えない異常も、複数技術の組み合わせにより、より高い確度で捉えます。
電気信号解析技術(ESA)
電気信号解析技術(ESA)は、モーターや発電機の電流・電圧信号を周波数解析し、運転中の設備を止めることなく、制御盤のみで回転機械の内部状態を診断する技術です。1980年代に米国オークリッジ国立研究所の原子力発電所バルブ診断研究を起点として開発され、その後Framatome社(Nuclear Parts Center)にライセンスアウトされました。Framatome社はこの技術の源流を受け継ぎ、産業用途向けのプラットフォームとして発展させています。さらに2000年代にはMotorDoc社により風力タービンへの応用が確立されました。
仕組み
制御盤からモーター・発電機・ポンプなど、あらゆる電動機械の電流・電圧信号を取得します。取得した信号は専用ソフトウェアで周波数解析され、回転機械の内部状態を定量的に評価します。設備を止めることなく、制御盤の前で診断が完結します。大掛かりな設備改造も一切不要です。従来の点検では発見が難しかった初期異常の兆候を、電気信号の微細な変化から迅速かつ安全に捉えることが可能です。
製品ラインナップ
本サイトに掲載されている製品名は、Framatome Inc.およびMotorDoc LLCの登録商標または商標です。
EMPATH(エンパス)は、電流プローブと電圧プローブ、独自の6チャンネルデータ収集/信号調整ボックス、およびデータ解析ソフトウェアで構成されています。電圧と電流の両方のデータを収集し、データ収集にかかる時間は1分以内です。
EMPATH CMS(エンパスシーエムエス)は、EMPATHの連続監視システムです。設備の潜在的な問題を定期的に検出し、タイムリーな対策を可能にします。シングル用と32台用のオプションがあります。
E-Plug(イープラグ)は、動力制御盤に常設できるように設計されたモジュールです。制御盤の扉を開けることなく、安全かつ迅速に電流および電圧データを取得できます。
EMPOWER(エンパワー)は、非常にコンパクトな設計ながら、モーターの電流波形を記録・分析し、電気的欠陥だけでなく機械的な問題まで高精度に特定します。ESAの導入を検討されているお客様に最適なエントリーモデルです。
風力タービンへの応用
風力タービンのギアボックス・発電機・軸受を、タワー基部の制御盤から一括診断します。風況データやSCADAデータとの統合解析により、ブレードを含む風車全体の運転状態評価にも対応します。タワー基部の制御盤からの診断を基本とし、大掛かりな登頂作業を大幅に削減します。1回の計測時間は約1分。インバータ等に起因する高調波電流をESAで捉えることにより、主軸軸受の電食による損傷の早期検出にも有効です。また、発電機中性点リング(スリップリング)破損の早期検出にも対応します。
電気信号解析技術(ESA)による風力タービン診断のイメージ
振動解析
振動解析は、機械の構造的状態を評価する基本技術です。取り付け不良・アンバランス・アライメント不良・共振・緩みなど、機械的異常を特定します。ESAと振動解析を組み合わせることで、電気的内部状態と機械的構造状態を同時に評価する統合診断が実現し、単独手法では得られないより高い診断精度と診断網羅性を発揮します。
トライボロジー診断
トライボロジーは、潤滑・摩擦・摩耗の科学です。潤滑油・グリースの分析により、軸受・ギアボックスの摩耗状態・汚染・劣化を評価します。ESA・振動解析と組み合わせることで、機械の電気的・機械的・潤滑的状態を総合的に評価します。
モーションアンプリフィケーション(MAカメラ)
Motion Amplification技術は、高解像度カメラと画像処理アルゴリズムにより、人間の目では捉えられない微小な構造振動を映像化します。共振周波数の特定・構造的緩みの発見・不釣合いの可視化・振動伝達経路の解明など、振動解析を視覚的に補完する強力な手法です。株式会社TRIPODは、パートナー企業との連携によりこの技術を活用した診断サービスを提供します。
データ解析&コンサルティングサービス
株式会社TRIPODは、設備診断サービスだけでなく、診断機器の販売やESA技術者を目指す方への有償トレーニングサービスも行っています。設備健全性管理・業務効率の向上・迅速なリスク低減を実現します。
研究開発・学術連携
ESAおよび機械状態監視技術の学術的研究・応用研究に積極的に取り組みます。
- 発電機・風力タービンへのESA適用研究
- 低速・多極機への診断手法の開発
産学連携による共同研究・論文執筆・技術普及活動を推進します。
貴社の設備へのESA適用可否、お答えします。
設備の種類・定格・運転条件をお知らせいただければ、ESA診断の適用可否と推奨アプローチをご説明します。振動解析・潤滑診断との組み合わせ提案も可能です。
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