私たちの中核技術

株式会社TRIPODは、電気・振動・潤滑・動画解析を統合した包括的な機械状態監視技術を提供します。単一手法では見えない異常も、複数技術の組み合わせにより確実に捉えます。

■ 電気信号解析技術(ESA)

電気信号解析技術(ESA)は、モーターや発電機の電流・電圧信号を周波数解析し、回転機械の内部状態を非接触・無停止で診断する技術です。1980年代に米国オークリッジ国立研究所での原子力発電所バルブ診断研究を起点として開発され、2003年にMotorDoc社により風力タービンへの応用が確立されました。

【EMPATH(ECMS)/ Framatome】
EMPATHは、米国のFramatome社が開発したエンジニア向けESAプラットフォームです。電流・電圧の同時計測により、モーターの巻線健全性、軸受状態、偏心、負荷変動を高精度で評価します。株式会社TRIPODは日本・タイ・ラオスにおける正規販売代理店です。

【EMPOWER(MCSA)/ MotorDoc】
EMPOWERは、米国MotorDoc社が開発した技術者向けMCSA(モーター電流徴候解析)プラットフォームです。現場技術者が使いやすい設計で、日常的な状態監視業務に最適です。株式会社TRIPODは日本・タイ・ラオスにおける正規販売代理店です。

【風力タービンへの応用】
風力タービンのブレード・ギアボックス・発電機を、タワー基部の制御盤から一括診断します。ナセルへの登頂は不要です。1回の計測時間は約1分。主軸軸受の電食による損傷(全軸受故障の約60%を占める)の早期検出に特に有効です。

■ 振動解析(ISO CAT III)

振動解析は、機械の構造的状態を評価する基本技術です。取り付け不良・アンバランス・アライメント不良・共振・緩みなど、電気信号解析では検出しにくい機械的異常を特定します。

代表の永岩慶一朗はISO機械状態監視診断技術者(振動)カテゴリⅢを取得しており、複雑な振動現象の解析・診断が可能です。ESAと振動解析を組み合わせることで、電気的内部状態と機械的構造状態を同時に評価する統合診断を実現します。

■ 代表者の専門的背景

代表の永岩慶一朗は、原子力発電産業において安全系電動弁の状態監視システムの研究開発に長年関与し、国内における電気信号解析技術の発展に寄与してきました。この知見を基盤として、風力発電・一般産業設備への応用展開を推進しています。

■ トライボロジー診断(ISO CAT I)

トライボロジーは、潤滑・摩擦・摩耗の科学です。潤滑油・グリースの分析により、軸受・ギアボックスの摩耗状態・汚染・劣化を評価します。

代表の永岩慶一朗はISO機械状態監視診断技術者(トライボロジー)カテゴリⅠを取得しています。ESA・振動解析と組み合わせることで、機械の電気的・機械的・潤滑的状態を総合的に評価します。

■ モーションアンプリフィケーション(MAカメラ)

Motion Amplification技術は、高速カメラと画像処理アルゴリズムにより、人間の目では捉えられない微小な構造振動を映像として可視化します。

・共振周波数の特定
・構造的緩みの発見
・不釣合いの可視化
・振動伝達経路の解明

株式会社TRIPODは、MAカメラを用いた受託診断サービスを提供します。計測・解析・報告書作成まで一括対応します。

■ 研究開発・学術連携

ESAおよび機械状態監視技術の学術的研究・応用研究に積極的に関与します。

・発電機・風力タービンへのESA適用研究
・低速・多極機への診断手法の開発
・バビット軸受・スリーブ軸受の診断研究
・IEEE 1415・IEC・CIGRE A178等の国際標準化活動への参画

産学連携による共同研究・論文執筆・技術普及活動を推進します。